セブンチェア

『セブンチェア』 ~世界的評価を得る機能美~ 

椅子について

アルネ・ヤコブセン(1902-1971)。モダン様式の代表的な人物とも言えるデンマークの建築家です。ユダヤ人であった彼は、建築家として成功するも、ナチスの迫害を恐れスウェーデンへ亡命するなど、歴史の渦に飲みこまれます。
が、その発想力は建築だけにとどまらず、1950年代からは家具、食器、照明、テキスタイルなど、生活に身近なもののデザインも数多く手がけ、世界的な評価を得る作品を多数輩出。

その代表作の一つがこの「セブンチェア」です。
成形合板が生む適度なしなりと背もたれの包み込むような美しいフォルムに加え、積み重ねて(スタッキング)収納できるという、機能美も兼ね備えています。様々な色と素材で製造されており、インテリアに合わせ、様々な表情を見せてくれるのも魅力ですね。

修理内容

淡いベージュのファブリックが張られナチュラルな印象でしたが、インテリアのアクセントになる鮮やかなレッドに張替えました。セブンチェアが持つモダニティが更に活かされ、他の家具にはない存在感を放つように。
もちろんフリッツ・ハンセン社の製品であることを証明するラベルは、元の場所へ。モダンでスリムでありながら、デザイナーズ家具としての風格を感じさせる逸品です

ビフォー・アフター

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