革の流れのように
2023/05/04
ようこそ奥田です。
今月の舞台観劇は箱根駅伝のゴール地点
読売新聞ビル内のよみうり大手町ホールで
「怖い絵」を観劇しました。
鈴木おさむさんの作・演出ということで
とても楽しみにしていた舞台。
現在も公演中のためネタバレになるので
多くは語りませんが、
台本があるのか ないのか
客席も一緒に巻き込んで
演者さんも楽しんでいたアドリブ合戦は
物語の強烈さを中和してくれる時間。
そこからクライマックスに向かって
有名な名画に隠された
真実のメッセージを知る怖さ、
どんでん返しの連続。
全く予想出来なかった結末に
背中がゾッとしましたが、
どんどん惹き込まれていく物語の流れに
さすが鈴木おさむさんの
心動く衝撃的な舞台でした。
流れと言えば
先日、お客様の長年愛用されている
革張りダイニングチェアの張り替えを
させていただきました。
今回、色の気分を変えて、
チャコールブラウンの革から
同じお部屋にある革張りソファの色に近い
オレンジパウンドケーキ色の皮革を選択。
背中の前面から後ろに向かって
革が流れるように曲線を描いているのが
特徴的なチェアです。
張り替えは革に厚みがありすぎても
うまく張れないので
曲線の流れが崩れないよう考慮して
ちょうど良い厚みの革で張りました。
革特有の手触りと柔らかさと香り。
チェアに高級感をもたらしとても綺麗。
革はゆるやかに いくつも時代を過ぎて
とめどなく革は持ち主の
育てる味に染まるのでしょう♬♪