まつとおね① ~能登演劇堂~
ようこそお越しくださいました、そして大変ご無沙汰しております 奥田でございます。
日常の話題というのはなんでしょう 尽きないものでしてアウトプットする前に話題が更新、更新そして更新。
インプットの量が多くなかなか外に綴る機会がなかったのですが
先日の訃報をニュースも聞いたものですから遡って今年最初の舞台観劇のお話を綴ろうと思います。 。 。
席の場所で変わる舞台の景色
その時感じる心情も観劇の度に変化するのが舞台の楽しい魅力のひとつ。
対照的に描かれるふたりの人生、繊細に心の色が変わっていくふたり。
ふたり芝居 【まつとおね】

物語に夢中になるのはもちろんですが
1日目は3列目の上手側で蓮佛美沙子さん演じるおねさまに。
2日目は1列目の真ん中で吉岡里帆さん演じるまつさまに。
それぞれが秘めたる感情に移入したくて2日かけて おひとりずつに注目をして観劇しました。

両日とも舞台に近い距離の席だからこそ
おふたりの表情から細やかな喜怒哀楽と心象風景をたくさん感じることができました。

⚠️ここからネタバレ含みます⚠️
まつさまが徳川の人質から解放され金沢から
その足で高台寺にいるおねさまに会いにきた時につまずく場面。
里帆さん出演のひとつ前の舞台、「ガラスの動物園」「消えなさいローラ」でもつまずいて転ぶシーンがあるのですが
今回2作品連続で最前列で観劇しながらあの日の紀伊國屋ホールの思い出とリンクした瞬間もありました。
まつさまが悔恨をおねさまに語る場面。
おねさまの鬼の形相が次第に解けてきて柔らかくなっていく表情が伝わってきたのと
それまでの色んな想いをおふたりの涙に感動してとても優しい気持ちになりました。

物語の重要な場面、まつさまが見せ場で歌舞伎の演出のひとつ、目を中央に寄せて見得を切ったと思うのですが、
魅せられドキドキしてカッコよかった印象深い場面。
舞台奥の大扉が開き舞台と自然がひとつになり、まつとおねが歩いていくその姿


「願いはきっと叶う」「憎しみを断ち切る勇気と赦す心」
心に残る言葉と共にしっかり銘肌鏤骨、忘れない宝物の舞台になりました。

今回の舞台観劇は一昨年の10月頃に上演の情報が解禁され、何か導かれるように即決で行くと決めた舞台。
能登の雄大な自然が広がり舞台とひとつになる唯一無二の劇場、劇場能登演劇堂を一度見てみたいと
強く思い公演を楽しみに訪れた3月。


仲代達也さん主宰の無名塾が毎年公演していた能登演劇堂。歴史や次回作、これから主演を務められる
舞台のお知らせ、最寄り駅の待合場所にたくさん飾られていたパネルも見たばかりだったのでとても驚きました。
仲代達也さん、謹んで哀悼の意を表します。













