ERCOL / アーコール 椅子のリペア(ウェービングベルト・ウレタン交換) 【葉山町のお客様】 クッションの構造

こんばんは。高山です。
わりと最近の画家のイメージがあるので、生誕120周年と聞くとピンとこないものですね。
ダリを大規模個展で見るのは今は無き三越美術館(新宿)ぶりで、歳を重ねた甲斐もあり当時見た印象とだいぶ変わって見えました。
特に、グラフィックアーティストに通じる色使いの先取り感や、ユーモアの部分はまさにシニカルで、今回初めて知る作品が多かったです。
奇をてらったダリのイメージが刷新されて、20世紀を象徴するアーティストであることを実感すると共に、今に繋がる親近感がありました。
かねよ食堂を目掛けて行った横須賀でしたが、まさかダリと再会できるとは。
自分の中にある固定されたイメージが刷新されるというのは気持ち良いもので、儲けた気分の一日となりました。
さて、今日はクッション構造について書きたいと思います。
今回のリペアの内容は、ウェービングテープの交換とウレタン交換です。
この二つに関しては、椅子の生地張り替えの際に基本的に行なっていることとなります。
クッション部であるウレタンを支え方は主に以下のタイプに分けることができます。
①ベニア
②ウェービングベルト(写真上)
③波バネ/Sバネ(写真中)
④連結バネ(写真下)
⑤コイルスプリング(あまり見かけないです)

いずれも、経年や使用状況で不調をきたす部分ですが、修理することができます。
ベニアの場合はヒビや割れ、
バネは錆びなどからくる破損が不具合の要因。
波バネや連結バネの破損は、ウェービングベルトへ張替えいたします。
また、椅子の張替えの際、ほとんどの場合一緒に交換するのがウレタンの交換です。
長く使用されクッション性がなくなったものは、きなこのような粉が出る状態だったりします。
ウレタンの硬さ/柔らかさを調整しながら作っていきます。
真ん中に硬めのチップを挟み、クッション性の強弱をつけていきます(写真左)。
最終的にはウレタンを中袋で包みますので(写真右)、クッションカバーをクリーニングする際に取り出ししやすい仕様となっております。

ウェービングベルトの上は、このように上貼りして処理しているので(写真下)、内部の構造をなかなか見る機会がございません。
今回はいい機会でしたので、構造の説明を写真を使ってさせていただきました。
椅子は、イギリスの老舗メーカー・アーコールのものとなります。
ウインザーのスポークに、座面がクッションタイプの1シーターソファというのがユニークですよね。
椅子の持つ座り心地のポテンシャルを発揮する、いいリペアができました。

ティーズリビングは、横浜、川崎、東京都下、また葉山・逗子・横須賀・鎌倉・湘南エリアを中心に、個人・法人問わず、椅子の張り替えやテーブルの天板塗装はもちろんのこと、店舗内装、住宅にまつわることなど様々な形でお手伝いをさせていただいております。
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