椅子の部分張替え 【逗子のお客様】 ビニールレザーの破れについて
こんにちは。高山です。
ゴールデンウィークに開催された逗子海岸映画祭から早一ヶ月。
期間中の10日ほどのためにどれだけの準備が必要なのかと、海岸線を通るたびに思っておりました。
気づけば、逗子の海岸は来る夏に向けて、海の家の建築が本格的に始まってますね。
あっという間に夏がやってきそうです。
さて、今回のblogは、ビニールレザーの部分張替えと張り方について書きたいと思います。
レザーやビニールレザーの部分張替えのご依頼は多数ございます。
今回のご依頼は、座面のみの張替えとグラつき補修でした。
BEFOREの写真は、切れてしまった両サイドの生地をテープで補修しております。
丸張り(坊主張り)というシンプルな工法なのですが、生地を引っ張って固定するため、両端に亀裂が入りやすくなります。
年々クオリティが上がっているビニールレザーですが、丸張り(坊主張り)の場合はそこが弱点といえます。
今回は、マチをつけることによって改善いたしました。これで強度が上がります。
見た目も購入時のルックスとそう大差ない形にしております。
背面と座面の色合いもほぼほぼ同等でした。
ビニールレザーは色合いが豊富にございますので、部分張替えの際のメリットとなります。
そして、グラ直しです。
グラ直しに関しましては過去にも書いているのですが、
今回の椅子の形状は、生地の張替え時にしかグラ直しができないタイプのものになります。
このように座枠に生地が直接固定されているため、グラ付きを直す際に生地を剥がさないと補修ができないためです。
座面は、言葉にすると当たり前なのですが、①取り外せるもの ②取り外せないもの となり、
②の場合は生地張替えのタイミングでグラ直しをするのが一般的です。
改めて本件のようなグラ直し例は、書かせていただきたいと思っております。
四つ足の椅子はどうしてもグラが出ますので、適切にメンテナンスを施して、末長くご使用いただけたらと考えております。
ティーズリビングは、横浜、川崎、東京都下、また葉山・逗子・横須賀・鎌倉・湘南エリアを中心に、個人・法人問わず、椅子の張り替えやテーブルの天板塗装はもちろんのこと、店舗内装、住宅にまつわることなど様々な形でお手伝いをさせていただいております。