バタフライテーブルの天板リペア 【鎌倉市のお客様】 メラミン化粧板
こんにちは。高山です。
あっという間に夏至を迎えましたね。
夏至の時期に江之浦測候所に行ってみたいと思いつつも叶わず、、、次に狙うは冬至の時期ですかね。
新素材研究所が設計しているのですが、名は体を表すが如くとても魅力的な建築です。杉本博司さんの作品の数々もまた然り。
先日、とてもユニークな個展に行ってきました。
Tara Donovan展で、日本初の個展になるそうです(アフ・クリントといい、初が続いてます)。
素材を知り尽くすということが具現化された作品の数々でした。
かたくなってる頭がストレッチされているような感覚になりました。
今回は、鎌倉のお客様よりご依頼されました、天板補修のことを書かせていただきます。
木製のテーブル天板は、主に2種類(無垢・突板)に分けられます。
ご依頼いただいたバタフライテーブルは突き板でした。
写真を見ていただけますとわかるように、表面に浮きが出ている状態です。
突板でも、再塗装をすることが可能な場合もございますが、
このような浮きが出ている状態になりますと、おすすめをしておりません。
突き板は、合板の上に薄いスライスした木を貼り付けています。
浮きというのは、合板とスライスした木の接着が剥がれた結果の状態となります。
再塗装をしても、また別の箇所に剥がれが出てしまう可能性が高いのです。
ただ、お気に入りの形を再び見つけるには困難と思えるような、愛着ある家具というのがありますよね。
そこで、今回はメラミン化粧板(メラミン樹脂)を使用して、天板にリペアを施しました。
メラミンはカラーが豊富ありますので、お気に入りのものが見つけられます。
無垢材とは風合いが異なりますが、耐久性が高いため、飲食店や学校のテーブルなどに使用されています。
木のテーブルに比べると温度変化にも強いので、輪じみなどを気にせず使えるのも大きなメリットです。
写真のように、表面、サイドからの切り口も違和感なく仕上げることができます。
テーブルの天板の素材では、北欧家具に見られるのがリノリウムを使用しているものがあったりしますね。
天板に使用されているものとしては、主に、無垢、突板、メラミンを中心に、リノリウム等々意識し始めると無数にありそうですね。
素材に関して、今後も定期的に書きたいと思います。
ティーズリビングは、横浜、川崎、東京都下、また葉山・逗子・横須賀・鎌倉・湘南エリアを中心に、個人・法人問わず、椅子の張り替えやテーブルの天板塗装はもちろんのこと、店舗内装、住宅にまつわることなど様々な形でお手伝いをさせていただいております。