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J.L.Moller 78 ダイニングチェアのリペア -チーク材の特徴と、椅子を扱うちょっとした工夫-

 


こんにちは。高山です。

お盆休み明けの方が多いかと思います。

各地では猛暑日が連発され夏はまだまだ続く感じがしますが、陽は日毎に短くなってきてますね。

 

さて、先日のblogでチーク材の椅子の話題が出ましたので、 名作椅子の紹介を兼ねて書かせていただきます。

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写真は、ニールス・オットー・モラーがデザインしたモデル78になります。

北欧家具を代表する名作です。うっとりする流線ですね。

 

モラーの椅子は、同じモデルでもローズウッドやオーク等のバリエーションがあります。

ちなみに、このダイニングチェアはチーク(広葉樹)です。

現行品はチーク材では作られてないので、アンティークショップで探すしかなさそうな代物です。

 

J.L MOLLER 78J.L MOLLER 78

今回のご相談は、笠木が外れ、一部破損したとのことでした。

チークの特徴として油分が多く含まれるため、接着力が落ちる場合があります。

上の写真ですと、接着が効いていたところが割れた部分といえます。

 

対応としてはシンプルになりますが、破損部分を接着し、細いネジを入れて補強し、埋め木します。

笠木と背柱の間にも埋め木を施します。

補修部分、傷穴の部分も写真を載せておきますのでご参照ください。

 

J.L moller 78

ダイニングチェアとして使用される場合、毎度椅子を引くことになるかと思います。

日々の使用の対策としましては、持つ位置を意識してみて下さい。

写真左は×としましたが、笠木部分のみを持って引っ張るのは避けた方がいいです。

写真右のように、2段目、または3段目の背貫と背柱を持って引いていただくだけで、ゆくゆくのコンディションは変わってくるはずです。

 

モラー78は、座面の構造がシンプルな作りであり(座板がないタイプの椅子です)、そのためチークを使用している割には軽いのが特徴です。

シンプルというのは、手をかければ使い続けることが可能ということでもあり、考え尽くされていることを知ります。

 

 

ティーズリビングは、横浜、川崎、東京都下、また葉山・逗子・横須賀・鎌倉・湘南エリアを中心に、個人・法人問わず、椅子の張り替えやテーブルの天板塗装はもちろんのこと、店舗内装、住宅にまつわることなど様々な形でお手伝いをさせていただいております。