日本の家具を訪ねて(飛騨高山) ー 山に息づく、曲線の手仕事
2025/10/18
こんにちは。高山です。
スタッフの岐阜のブログもありましたので、今回の家具の六大産地編はその流れに乗らせていただきます。
山川草木、人と文化、多種多彩という言葉が息づく場所。
北アルプスと温泉、郡上の踊り、美濃の紙と土、そして長良川の灯。
日本の原風景は、岐阜に息づいていると言っても過言じゃありません。
飛騨高山を中心に、飛騨産業、シラカワ、柏木工、日進木工など、言わずと知れた家具メーカーの本拠地であり、
また、カリモク(愛知)の工場の一部も岐阜にあります。
お隣の愛知は婚礼家具として名を馳せてきましたが、岐阜や静岡という家具の名産地に囲まれている地域的な文脈が見えてきます。
家具を見て土地を知る。
北海道の寒気が育てた無垢の椅子、飛騨の山々に息づく曲木の技、名古屋の婚礼箪笥に宿る暮らしの祈り。
日本各地には、風土と人が織りなす家具文化があります。
それでは、今年お取り扱いしたものをピックアップして、掲載させていただきます。
飛騨産業

【座面・背面生地張替え、新規ウレタン交換】
曲木が特徴的な椅子になります。
背張りが大きいこのタイプの椅子は、飛騨産業の代名詞でもあり、一年を通して何度か出会う人気の椅子です。
柄物がよく似合いますね。数十年使用されても、グラつきがないのも印象的です。

【全面塗装】
研磨後の写真と、塗装完了後の写真になります。
椅子はテーブルより面積が小さいですが、研磨に手間がかかります。
曲線が多いため、多くの工程を手で磨くためです。

【天板再塗装】
いつものBefore/Afterではなく、先に続いて研磨後と塗装後の普段お見せしていない写真となります。
着色と塗膜が絶妙な塩梅であることがよく知れる、まさに匠の技ですね。
材が良質のため、末長く使うことができるわけです。
シラカワ

【座面・背面生地張替え、新規ウレタン交換】
シラカワを象徴するような愛らしいフォルムの椅子です。
ウレタンの硬さの好みは年齢によって変わるものです。
お客様と相談し、背面をなるべく厚めにすることで、従来の座り心地から変化をつけました。

【籐張替え】
上の椅子同様に、シラカワを代表するフォルムです。
籐の破れはわりと我慢して使い続ける方も多いですが、
張替えを施すことで、新たな命が吹き込まれたようになり、更なる愛着が湧くものです。

【天板再塗装】
BEFORE/AFTER写真となります。
飛騨産業同様、材が良質のため綺麗に仕上げられました。
写真だと分かりにくいですが、短手部分の絶妙な流線のカットのデザインが素晴らしいです。
カリモク

【座面・背面生地張替え、新規ウレタン交換】
デザインの豊富さはさすがカリモク。
こちらも曲木が特徴的です。

【座面張替え、新規ウレタン交換】
後ろから見る曲木の美しさを見せるためかのようなデザイン性ですね。
30年以上ご使用になられている椅子ですが、木の艶も大変素晴らしいですね。
以上となります。
各社の特徴を写真と共に列挙してみました。
数十年前の家具には、手作業の息吹を感じられる気がします。
CNC(コンピューター制御加工機)が本格的に導入されてからの家具とはまた違う魅力を個人的には感じています。
ティーズリビングは、横浜、川崎、東京都下、また葉山・逗子・横須賀・鎌倉・湘南エリアを中心に、個人・法人問わず、椅子の張り替えやテーブルの天板塗装はもちろんのこと、店舗内装、住宅にまつわることなど様々な形でお手伝いをさせていただいております。
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