BLOGスタッフブログ

ドローリーフテーブルの天板塗装 【東京都のお客様】 突き板

 


ドローリーフテーブル天板塗装

こんにちは。高山です。

 

今回は、イギリス産のドローリーフテーブルの天板塗装のご報告です。

天板が伸縮するのがその特徴で、落とし込みのアンティーク椅子と相性抜群なのがこのタイプです。

 

お問い合わせを多くいただきます天板塗装ですが、今回、天板の種類の説明をさせていただきます。

 

木製の天板の場合、大別すると

①無垢

②突き板

に分けることができます。

 

無垢の場合、

a.一枚板

b.集成材(製材された板や角材を繊維方向に沿って接着したもの)

に分けることができ、テーブルの厚みは一般的に4cmほどと考えますと、再塗装する際に問題なく研磨をかけて剥離することができます。

 

ドローリーフテーブルリペア,天板塗装

 

今回お預かりしましたドテーブルは、②突き板(つきいた)になります。

イメージとしては、合板(ベニア等)の上に、スライスした板を表面に貼ったものとお考え下さい。

その薄さは、薄突き、厚板、特厚とありますが、2mm〜1cm程度となります。

無垢との大きな差はそこにありまして、再塗装の際、研磨をかけられるかどうかをまず判断せねばなりません。

このテーブルの場合ですと、外枠は無垢材を使い、その中の部分が突き板となっています。

突き板の判断は難しく、無垢と思ってお預かりしたテーブルが突き板であることもあるものです。

 

再塗装を考慮すると、無垢(一枚板・集成材)一択となるところですが、

木材には強みと弱みがあり、それぞれの魅力があるものです。

 

突き板の場合、無垢に比べると軽量であることと、反りの心配が少ないことが挙げられます。

ただし、スライスした板を貼っているため、経年で接着が剥がれてくる面があります。

今回のドローリーフテーブルも、剥がれによる浮きが少々ありましたが、職人と入念な相談をしまして、無事に完了することができました。

 

また、以下のテーブルも突き板になります。

マルニ工芸の1990年近辺のテーブルになりますが、このようなデザインされた天板は、突き板ならではの魅力と言えますね。

こちらは再塗装後の写真となります。

 

突き板テーブル,天板塗装,天板リペア

突き板の場合、無垢よりも入念な相談が必要となりますが、ご期待に応えられるよう善処いたします。

ティーズリビングは、横浜、川崎、東京都下、また葉山・逗子・横須賀・鎌倉・湘南エリアを中心に、個人・法人問わず、椅子の張り替えやテーブルの天板塗装はもちろんのこと、店舗内装、住宅にまつわることなど様々な形でお手伝いをさせていただいております。

ご気軽にご相談くださいませ。

 

テーブルリペア,天板塗装